日陰者のレポート。
前々回の記事で目の事を書きましたが、その後コンタクトの検診に行った時に相談したら、東京医科歯科大の大学病院に強度近視を専門に研究している眼科があるという事で、紹介状を貰ったので早速行ってきました。同じ強度近視の人のために参考になるかも知れないので、どんな感じだったかレポートしておこうと思います。

まずは1Fで初診手続きを済ませ、2Fの眼科でコンタクトを入れた矯正視力と裸眼視力を測ります。やはり右目は視力が元の半分くらいに落ちてます。具体的に言うと、目の前20センチで直径5センチ位の「C」型図形を見せられても、どこが空いているか全く判りません。
その後焦点距離と眼圧を測り、新患担当の医師の方による診察と、瞳孔を開く目薬をさし眼底の簡易チェック。そして強度近視専門の研究をしている助教授の方の診察を受けました。この時点で、原因はやはり強度の近視による眼球の変形で目玉の裏側にひびが入って、眼底の黄班部という所から出血が起き、それが新しい血管を伴ってひびに入り込んでいる「近視性脈絡膜新生血管」だろうという診断。この出血と血管が右目の焦点部に黒いものとして見えてしまうので、視力が落ちるらしいです。
その後これをさらに確認するために、造影剤の点滴をしながら眼底の連続撮影をしましたが、これが結構きつい。40歳以上で成人病検査を受けた人は判ると思いますが、眼底撮影というのがありますね。普通は両目各1枚しか撮りませんが、今回のは5分位ずつ時間を置きながら計20分、連続3~40枚くらい。相当眩しいです。時間が長いので麻酔点眼が必要なほど。終わったあと、暫くは全く何も見えません。今回これが一番参りました。最後に変形した目の長さを測定器で測って終了。
検査の中でやはり大学病院だなと思ったのは、眼底連続撮影が始まると、どこからともなく人がわらわら集まってきて、モニターを見ながら何か意見を言い合っていた事。あ、今自分はひとつの「症例」なんだなと実感しました。あと印象的だったのは、検査の前に「インフォームド・コンセント」の説明があり、検査中に何か起こっても自分は了解済みだよ、という書類にサインした事。これって当然ながら最悪の事を想定してあるので、「まれにショック症状になる事もあります」とか、かなりコワイ事も書いてあります。それとここに限った事かもしれませんが、女医さんが多かった事。私を担当した方は、助教授も含めて3人いましたが、すべて女性でした。しかも助教授は綺麗な方で、他の2人もかなりかわいい感じの人。しかし前述のように、検査中はほとんど何も見えない状態だったので、残念ながらわずかな時間しか見れませんでしたが・・。
そんな感じで受付から検査終了まで、計3時間くらい。もっとかかると思って覚悟して行きましたが、意外と普通でした。でもやっぱり待ち時間は長いですね。来る人の数がそもそも多いから、仕方ない事とは思いますが。
さて検査も終わり、次回診察の予約をして病院を出ると、意外な(いや当然の?)落とし穴が待っていました。瞳孔を開く薬を使った直後に病院を出て、折りしも外は雨上がりの強い日差しだったので、まぶちい!まぶちくて何にも見えないよ!目の前が真っ白で、まさに「ホワイトアウト」ですよ!よろけて危なく車道に出そうになり、フラフラと暗い所を求めて地下へ。千代田線入り口近くのマックで暫く時間を潰したけど、一向に眩しさが抜ける気配がありません。このままずっと御茶ノ水にいる訳にもいかないので、なるべく暗い日陰をつたって歩きました。これこそ本当の『日陰者』だな、とか思いつつどうにか帰宅。結局普通に物が見えるようになったのは、夜10時頃でした。
また再来週に検査の詳しい結果を聞きに行きます。今の段階で言われているのが、出血と新生血管の出来た場所が微妙な所で、下手にレーザーを当てたりしてちょっとでも横に当たると、失明するような場所らしいです。(やはりレーシックは無理だった)でも状態が治癒に向かっているので、とりあえず触らないで様子を見よう、ということでした。まあいきなり網膜剥離にはならなそうだけど、左目も同じような度だから同じ症状が出る事は十分ありうる、と言われて軽くへこみ。結果としては何も出来る事がないので、当面はなるべく目にいい食べ物でも取る事にします。
やはり譜面は片目で見る事になるのか、と思うとかなりブルーですが、これ以上悪化するとそれどころではないので、気長に付き合っていくことにします。
ところで、こんなレポートで参考になる人いるのかな?
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コメント
たてさん
とても大変そうですね。
しかし、よい病院にかかることが出来てひとまず落ち着くことができるでしょうか。
複雑でよくわからないけど、これから出来る限りのケアをしていくことなのですね。
目にいい食べ物とか生活習慣とか。
検査自体とても大変なことのようですが頑張ってください。
「強度の近視」というのがとても気になりました。
息子が小学三年生で、急に視力が落ちかなり悪いようなのです。
眼鏡やコンタクトなしで生活できません。かわいそうだな、と思います。
「強度の近視」になるのかどうか度合いはわかりませんが、
眼球の変形から別の目の病気を引き起こすとなれば先々心配です。
本人は(目が悪いのが)不便なのでレーシックも受けようかとも考えたりしていますが、
万が一、失敗したことを考えると怖い、と。
しかし、それどころではありませんね。極度に視力が悪いとなると...。
たてさんのお話を読んで、時間のある学生のうちに大きな病院で一度診ていただいた方が、
たとえ何も変わらなくても、そうほうがいいかな?と思いました。
中学受験が終わるのを待って、歯の矯正をしたのだけど、それもすごーく
大変だったのですよ。3年以上かかりましたが、お陰できれいな虫歯一つない歯です。
目には関係ないけど^^; とにかく、身体の健康には違いないです。
#眼鏡も歯の矯正装置も思春期の子にすれば、とても大変だったと思うんだ~。
そんなことを思い出す母である(-_-;)
たてさんも、お大事になさってくださいね。
投稿: hikaru | 2007年4月 2日 (月) 01:06
強度近視の度合いについての説明は、ここが分かりやすいです。
http://www.tomrock.biz/mt/
あのC型の図形は、「ランドルド環」というんですね。知らなかった。
これによると、コンタクトの処方箋を見ると分かりますが、「D」で表される数値によって
・軽度近視 -3D未満
・中等度近視 -3D以上-6D未満
・強度近視 -6D以上-10D未満
・最強度近視 -10D以上
に分類されるそうです。私のコンタクトはちょうど-10Dですが、今は右目の視力がそれ以上に低下しているので、最強度近視となります。
小学生のうちならば、レーシックとかの前に視力回復の方法(訓練法)は色々あると思いますよ。手術は最終的な手段だと思います。
投稿: たて | 2007年4月 2日 (月) 01:28