トランペット

2009年5月11日 (月)

引っ掛かる所はみな同じ。

先日、また習志野高校の吹奏楽部へ臨時コーチに行ってきました。習高へ教えに行くのは、これで5回目か。

今回は、今やっているセレクション(ポップスのメドレーみたいなもの)でジャズ・ラテンの曲(チック・コリアのラ・フィエスタなど)をやるそうで、その曲についてラッパパートの女の子8人の練習を見てあげることに。午後から仕事だったので、午前中2時間だけという時間制約がありましたが、一通りパートで吹くのを聴いた後に、ダイナミクスの付け方とか、ジャズやラテンの奏法とかを教えたりしました。

何度か教えに来ているうちに感じたけど、ラッパのジャズ・ラテンの奏法では大概みんな「シェイク」と「ターン(ハーフターン)」で引っ掛かりますね。それとやはりハイノートの出し方。

もっと時間があればじっくりやりたいテーマなんだけど、とりあえず「シェイク」「ターン」はリップスラーの延長線上のテクニックであること、それを高音域でコントロールするには力が入っていては出来ないことを教えて、それぞれの練習方法を伝授。ハイノートはラッパ吹き全ての永遠のテーマですが、これもまず力が入っていては出せないこと、を教えました。

この他に強く感じたのは、「音の立ち上がりがハッキリしない」ことですね。これはよく中高の吹奏楽部周辺で勘違いされていることですが、「響きを出せ」「マルカートで吹け」と言われて、ホールで録音された演奏のように、音の出だしや終わりをフワッと吹く事が癖になってしまっているケース。

PAを使わないアコースティックな演奏において、「響き」というのは本来、演奏する場所の残響を「利用して」作るものです。(これに対して「鳴り」は自分で作るもの)

実際、うまいクラシックのラッパ吹きがデッドなスタジオで吹いているのを聴くと、意外とボソボソした音の感じがします。しかしそれはラッパの「芯」の音だからで、ひとたびホールで聞けば素晴らしいサスティーンを伴って聴こえるものなのです。

それを、「すでに残響が付いた音」をまねて吹くものだから、音の輪郭がぼやけてリズムが出なくなってしまう、というわけ。これが特にジャズやラテンの曲をやるとマイナスに働きます。

さらにもうひとつ、「出せる音が1種類しかない」のも問題。管楽器の表現上、少なくとも「柔らかい音」「硬い音」の吹き分けは必要だと思いますが、大概その中間か、柔らかい音の1種類しか出せない子が多いです。これは自分の持っている「音のイメージ」が何種類もないと難しいんだけど、ある程度のテクニックがあればこの吹き分けも出来て欲しい所です。

この「音の立ち上がり」と「音の吹き分け」問題は結構根深いし、もちろん私も今も悩むテーマです。彼らに教えながら、自分も向上できればな~と思います。

それにしても、自分が高校生の時には、まさか当時あこがれの習高でラッパを教える事があるなんて、夢にも思わなかったな・・・。楽器も長く続けていると、色々なことがあるもんだ。

クラシック・トランペットの「神」モーリス・アンドレ氏。私はこの人を聴いて、「なんだ、アタック強くていいんじゃん」と思った。(乱暴すぎ)

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2008年11月19日 (水)

なかなか来ない。

今日は、日大ブルーの現役に譜面を渡しに行くついでに、小1時間ほど自分の練習をしました。時々家でサイレントミュートで練習するけど、やはりちゃんと音を出さないと、どうも練習した気になりません。

数年前に吹き方を変えてから、結構もどかしいのが「コントロールが手元に来るまで」の時間です。以前はウォームアップの最中から音程・音色にも気を配ってたんですが、今はちゃんと鳴るまでの間、音程・音色とも全く気にしないようにしています。

これも全ては、余計な力が入らないようにするため。タワー・オブ・パワーのコピーバンドをやりだしてから、本物はどうしてあんなにガンガンと、しかも1日2ステージも吹き続けられるのか疑問でしたが、彼らも人間。特別に強化された唇を持っているわけではありません。考えた末の結論としては、「きっとほとんど力を入れないで吹いてるんだろう」と。

実際やってみて、やはりこれが正解だったなと思いました。

しかしこの方法は、普段あまり吹いてないと、コントロールが「手元に来る」までに30分~1時間くらいかかります。それまではまるで、厚い手袋をしてTVリモコンの操作をしているような感じ。いったんコントロールが「手元に来て」しまえば、どんなに続けて吹いても、高い音を吹いても疲れなくなるんですが・・。(本家タワーのアドルフォ・アコスタ(tp)は本番前に2時間くらいアップをするそうですが、今はそれが納得できます)

もっと音を出して練習する機会を作らんといかんな~、と思う今日この頃です。

蛇足ですが、手元でコントロールと言えばやはり・・・

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金田正太郎君でしょう。 (しまった、古すぎたか・・)

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2008年8月31日 (日)

20年ぶりに・・。

9月19日から22日まで、東京駅そばのジャズライブハウス「COTTON CLUB」に、チャック・マンジョーネ(flh)が来るらしい。なんと20年ぶりだそうです。

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やばい、行きたい・・。あの音を生で聴きたい・・。

ちなみに9/15~17はトム・ハレル・クインテットが来るらしい。こちらは仕事の都合で行けず。これも聴きたかったなあ・・。

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2006年10月20日 (金)

ブログもう一つスタート。

Yahoo IDを作ったついでに、あっちでブログをひとつ作っちゃいました。

Img20387 「トランペットの<小技>研究所」

内容は、ビッグバンド初心者の人や吹奏楽の人で、ジャズやビッグバンドで使うテクニックがよく分からないラッパ吹きに向けて作った、テクニックガイド。以前からあたためていた企画です。ラッパ以外でもボントロ、サックスなら参考になる部分はあると思います。

まだ始めたばかりですが、当分ネタが尽きることはなさそうなので、こっちと平行してやって行こうと思います。(こっちは今まで通りの感じで)

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2006年8月25日 (金)

メイナード・ファーガソン氏他界

今年の来日が体調不良のため中止と聞いて心配していましたが、まさかこんな急にとは・・・。言葉がありません。

ファーガソンの日本ファンサイトが喪中になってる・・(涙

Mf 彼のハイノートは「成層圏の高さ」と良く比喩され、彼のトレードマークにもなっていました。

そしてファンサイトの「成層圏を越えて・・」の文字、泣かせる。

私は彼の盲目的信者ではありませんが、あの音楽性、リーダーシップ、音楽に対するスピリット、そして何と言ってもあの音・・・あんなに凄い「格」を感じるプレーヤーは、今後もう当分出てこないでしょう。ご冥福をお祈りします。

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2003年9月16日 (火)

ようやく

涼しくなってきた気がする・・。このまま秋突入希望。

ところで今日、注文してあったDVD二枚が届きました。二枚ともアマゾンでは「リージョン1」で、国内では見られないって事になってたんだけど、届いてみたらどっちも「リージョン0」で全く問題なく見ることが出来ました。この分だとタワーのDVDも見れそうだな・・。

届いたDVDの感想。バディ・リッチの方は、まあ内容は持ってるビデオと同じなんですが、おまけ映像としてインタビューとかボーナストラックとかあって、ちょっと得した感じ。久し振りに御大の超人ドラミングを堪能しました。
チャック・マンジョーネの方は、まるっきりCDと同内容で、しかも多分アテレコ(映像の指使いとかが微妙に音と合っていない)。というわけで映像はちょっとがっかりですが、音はCDより格段に良かったので、これはこれでいいか。
しかし、チャック・マンジョーネの音は何であんなに良いですかね。「ソフト&メロウサウンド」が流行ったA&M全盛時代に、「フィール・ソー・グッド」のヒットで名を売った人ですが、それ以前はジャズ・メッセンジャーズに在籍した事もある生粋のジャズマンである事は割と知られていないようです。ディジー・ガレスピーの弟子でもあり、ジョン・ファディスの兄弟子にあたるのかな?シーンから見れば過去の人かも知れませんが、あの音は他では聴けません。
とにかく、最上のフリューゲルの音を聴きたいという人には、私はチャック・マンジョーネとアート・ファーマー(この人もダークな音色が凄い)をまず聴いて欲しいですね。

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